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木村みちよさん(栄15期)第38回日本新工芸展出品
2016 / 05 / 15 ( Sun )

15期:木村みちよさん 第38回「日本新工芸展」出展!

2015年5月11日(水)〜5月22日(日)
国立新美術館(六本木)

木村みちよさんの作品「春の予感」
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今回の作品は蝦夷山桜の枝や葉、それに柏の葉などから採取された染料を使って染織した糸を織り上げたものです。
日本新工芸展会員の染織家、木村みちよさんは室蘭岳の麓に在住し、西胆振の山に分け入り草木を採取し、室蘭岳の湧水を使い、蒔きを炊いて糸を染め上げるという工程をすべて自ら仕上げ、室蘭の大地から感じる風景と対話しながら作品を織り上げています。
室蘭は傾斜地が多い為、あまり宅地開発がされずに来ましたが、おかげで多くの植物に恵まれ、野鳥の種類の多さでも有名です。その野鳥たちが運ぶ種や実から更に多くの植物が育ち、染色を手がけるには最適の地です。
いつもこの工芸店で彼女の作品に出合うと、私たち、室蘭出身者にとってどうも鉄鋼の街のイメージが強い故郷ですが、このように海と山からなる大自然の恩恵に育てられている室蘭の地を、夏の霧をも含めてもっと身近に楽しむ心を返りみなければと思います。

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この工芸展には栄高校19期卒業生の石山和雄さんの陶芸の作品「ブラインド」が入選されました。

会期は22日(日)までです。六本木方面にお出かけの折には郷土の方達の作品を是非ご覧ください。
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