東京白鳥会第2回講演会のご報告
2008 / 01 / 11 ( Fri )
「日本近代文学にえがかれた北海道」
文芸評論家 高澤秀次 21期(46年卒)

日時:平成19年10月13日(土)午後2時開演
会場:池袋/サンシャイン60、57階 小樽商大後援会、緑丘会館

第2回講演会は4期の石井様のご推薦により、21期の文芸評論家高澤秀次氏にお願い致しました。
内容は表題のとおり国木田独歩から始まり近代の北海道ゆかりの作家の周辺と、文学における表現をお話頂きました。特に我栄校ゆかりの室中8期の芥川賞作家、八木義憲氏のお話に感銘をうけた次第です。1時間はとても短く、あっという間に過ぎてしまいましたが、いつの日かもう一度機会を作って頂きたいと多くの出席者のご意見でした。
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<高澤秀次(たかざわしゅうじ)プロフィール>
1952年生まれ、早稲田大学第一文学部卒業、文芸評論家として活躍中
「中上健次エッセイ撰集」全二巻(01年、02年)「中上健次と読む命とかたち」(04年)「中上健次(未公開)対談集」(05年)「現代小説の方法」(07年)その他年譜、評伝、辞典、編著など執筆、また日本近代思想史、戦後知識人論、沖縄・対馬をフィールドワークとした民族ルポルタージュなどの著書多数。
90年以降慶応大学、明治学院大学、日本ジャーナリズム専門学校、日本映画学校で非常勤講師を歴任、現在和歌山県新宮市の市民講座「熊野大学」常任講師

その他のこれまでの著作
「旗焼く島の物語-沖縄読谷村のフォークロア」
「海辺の異俗-対馬近代史詩」「昭和精神の透視図」
「戦後知識人の系譜」「海をこえて近代知識人の冒険」
『江藤淳ー神話からの覚醒』(筑摩書房)
『戦後日本の論点-山本七平の見た日本』(ちくま新書)
近代(07年8月)として「吉本隆明-1945~2007」(インスクリプト)

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参加された15期矢田部久美さんより感想を頂きました----
今回の講演会は懐かしく、身近に感じられるテーマでした。一人一人の作者についてもっともっと聞いてみたい、時間が足りないとの思いがありました。その中でも印象に残ったのは八木義憲の作品にふれた中で「北方的野生」=時に荒々しく陰鬱で得体の知れぬ哀しみに閉ざされながらも忍従一点張りではなく、その底に「一種野放図な楽天主義」をひそませていること、それが本州とは異なった北海道の風土の開放性なのだと語っていると解説され、その事が北海道生まれの人間にとって実に腑に落ちると話された事です。
講演会後の懇親会では「講演の中で出てきた○○は私の住んで居たところ」など、大いに話が盛り上がりました。

この度の出席者は2期から51期まで63名、講演会後は懇親会に移り、高澤氏を囲み時間の許す限り楽しい一時を過ごしました。
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