北海道一周マラソン 西廻りコース第四ステージ(2014年)
2014 / 11 / 18 ( Tue )
北海道一周マラソン西廻りコース第4ステージ(2014年)
栄高校13期卒業生: 高嶋 威男



第一日目:9月12日(金)寿都(バスセンター)~寿都(鮫取潤)(17.5キロ)
第二日目:9月13日(土)寿都(鮫取潤)~泊村(盃温泉)(43.5キロ)
第三日目:9月14日(日)泊村(盃温泉)~積丹町(西河)(37.5キロ)
第四日目:9月15日(月)積丹町(西河)~余市町(鶴亀温泉)(45キロ)
第五日目:9月16日(火)余市町(鶴亀温泉)~小樽駅(17.5キロ)
                                合計 161キロ


<第一日目> 天候 晴
CIMG1958.jpg  室蘭の実家から、JR長万部経由、バスで寿都バスターミナルへ、ここまでは、6月の第三ステージの逆コースとなる。
 10時50分にバスターミナルを出発し、1km先のセイコーマートに立ち寄り、飲み物を補給し、11時にセイコーマートを再出発する。5kmほど走ると湯別に入り1回目の休憩を取る。
 寿都湾には10機の風車を持つ風力発電所がある。風車を左目にしながら走る。黒松内と岩内方面に分かれる追分交差点に差し掛かると昼を知らせるサイレンが鳴る。道端には葉の裏が銀色のタブの木が連なっている。後で知ったが、タブの木はこの街道によく見られる樹木である。
CIMG1967.jpg 12時15分に歌素(うたず)のセイコーマートで軽い昼食を摂る。30ほど休み12時45分に宿泊地のペンションMellow目指してスタートする。まもなく有戸(ありと)地区に入ると、史跡になっている「鰊御殿」の古い建物が残っている。この街道「ソーラン街道」は昔の鰊大漁時代を想わせる建物や、神社があちこちに残っている。有戸地区を過ぎると人家もなく歩道も途切れる。しばらく海岸に沿って走る。遥か海の向こうには積乱雲が見える。まだ大気は不安定状態で「雷注意報」も発令中である。
 美谷(びや)に入ると再び歩道が現れる、5kmほど走って休憩する。なんとこの5kmはキロ6分のペースに上がっているではないか。やはり先ほどの積乱雲を見て自然と先を急ぐことになったらしい。              
CIMG1970.jpg 休憩後、1km行くと1台の車が私の脇で止まって、声をかけてきた。「高嶋さんですか?」
「ハイ」「ペンションMellowの者です、あと1km位です」エッ!もうすぐか?・・・やはり1km位行くとペンションMellowの黄色い看板が見えた。国道から山道で300mだ。ここまで来ればあわてることはない。ゆっくり行こう。13時40分に以外に早く宿泊場所に到着した。当日は地元「鮫取潤神社」のお祭りで、ペンションのご主人夫妻は神社に出かけ、私は風呂に入り、生ビールでのんびり時間を過ごすことが出来、最高に幸せな時だった。夕食時には2日前から宿泊している、上磯にある浄土真宗派のお寺の和尚さんも一緒で、楽しいひと時だった。
(17.5キロ)


<第二日目> 天候 晴
CIMG1975.jpg ペンションMellowの前でシャッターを押してもらい、8時33分スタート。先ず、ペンションMellow前の鮫取潤地区の山間の道を行く事にする、いずれは国道229号線に合流するはず。
冬の西風を避けるため、家の周りを高い塀で覆っている家が多いのと、コスモスを庭先に植えている家が多く見かける。3kmほど行くと国道229号線に合流する。今日は、向かい風が冷たく、アームウオーマーが役に立つ。229号線には昔、鰊漁で潤った部落が連なり、大漁や、安全を祈願した海の神社があっちこっちに出てくる。大ちゃん情報によると、今日はロングトンネルが多い。覚悟はしているものの若干の不安はある。
CIMG1983.jpg スタートして5キロ位、9時18分に初めてのトンネル「能津登トンネル(487m)」に入る。町も、寿都町から蘭越町に変わる。トンネルを抜けると、今年の夏お土産にスイカを買ったお店のある信号にでた。その先の「尻別川」は前々日の豪雨のため、まだ土砂の色で濁っている。ここからは上りになる。3kmほど行くと2番目のトンネル「磯谷トンネル(640m)」に入る、出たらすぐ「刀掛トンネル(2,754m)」が待っている。入る前に少し休憩し、暖をとる。このトンネルから岩内町になる。このトンネルを抜けると「雷電温泉郷」になり、すぐ「カスペトンネル(638m)」が待っている。カスペトンネルの中は湿っぽく、空気もひんやりしている。
 10時33分カスペトンネルを抜けて小休止。空と海は真っ青である。次は5番目のトンネル「弁慶トンネル(1048m)」である。トンネル内の歩道には土砂が積もって走りにくい。
 次は、いよいよ今日の最長で難所の「雷電トンネル(3,570m)」である。体制を整えるため10分ほど休憩。高校のクラスメート橋本君からケータイに電話が入る。11時に「雷電トンネル」にチャレンジ。30分ほどかけてやっと通過すると、「敷島内トンネル(137m)」、「鳴神トンネル(273m)」と短いトンネルが続く。これらのトンネルを抜けると敷島内地区入り、岩内の市街地まではフラットな海岸線を走る。対岸には泊り原発が見える。
CIMG2001.jpg 12時15分、「道の駅いわない」に到着、近くの食堂「日本海」で昼食(うどん)を食べる。岩内市内には歴史記念館があり、「北海道の水力発電所発祥の地」の説明文が掲げられている。
昼食後は今日の宿泊地(泊村盃温泉)めざし229号を走り出す。余市町まで93キロ地点で小休止する。頂上に雲がかかった羊蹄山を眺めながら疲れを癒す。午後1時を過ぎると、気温も上昇し、アームウオーマーをはずす。道中、原発防災センターなど泊原発関連の施設が出てくる。
「原発記念とまり館」を過ぎると「ほりかっぷトンネル(1,443m)」と「茶津トンネル(107.5m)」が続き、抜けると上り、下りのアップダウンが続く。途中セイコーマートで、明日の昼食用のパンを購入(明日は途中にコンビニはない)、ついでに牛乳を飲む。今日のゴールは15時30分目標である。
 セイコーマートからは時間の余裕もあり、上りは歩き、下りはジョグにする。6月の第三ステージ後に鵞足炎で2月ほど入っていなかったので、大事を取ることにする。今日最後の「兜トンネル(1,080m)」を抜けると今日の宿泊ホテル「潮香荘」がはるかに見えてくる。クールダウンも含め、歩いて15時30分に無事ゴールする。今日のトンネル数は11で、距離は12,2キロに達した。
(43.5キロ)

<第三日目> 天候 晴
CIMG2018.jpg 潮香荘、8時30分スタート。目の前の盃漁港には、イカ釣り漁船が何隻も停泊している。最近は燃料の重油が値上がりして、出漁がめっきり少なくなったと聞く。スタートしてすぐ「興志内トンネル(200m)」がある。今日もトンネルとの戦いが待っている。トンネルを抜けると盃温泉郷を右に見て、2つ目の「茂岩トンネル(1,140m)」に入る。左側には幅広の歩道があり、安心して入ることが出来る。トンネルを抜けると「神恵内村(かもえないむら)」に入る。陽ざしは強いが、風は冷たい。さらに進むと神恵内村の市街地へ左折する。市街地中心には、役場や厳島神社がある他、公衆トイレのある公園がある。このトイレは「第11御丸」と言って船を模った建屋になっていて、水洗でとてもきれいなのでついつい立ち寄ってしまった。この公園で小休止して、9時25分に再スタートする。余市町まであと69キロ地点には「オスコイかもえない」という道の駅があり、立ち寄ってソフトクリームを食べる。この後はロングトンネルが続くので、気持ちを引き締める。10時10分にトンネル群にむけスタートする。
 先ず、「大森トンネル(2,509m)」が迎えてくれる。歩道の出口まで200mの所から工事に使ったカラーコンが並べてあり、危ないのでゆっくり歩くことにする。続いて4番目は「キナウシトンネル(1,008m)」出たところで一呼吸置く。
CIMG2033.jpg 「マッカトンネル(200m)」「川白トンネル(2,106m)」と続く。川白トンネルは向かってくる車が少ないのと、休日で大型トラックが来ないので、時々車道を走ることにする。車道はいつものペースで走られるので、時間の短縮になる。トンネルの通過は、山登りにすれば、鎖場を通ると同じくらい神経を使う。前から来る車のヘッドライトの確認、トンネル内の騒音によって前から車が来るか、後ろから来るかを判断しなければならない。川白トンネルを出ると、1.5キロほど海岸を走る。向かい風が強く、冷たく感じる。
 しばらく海岸線を走ると今度(7番目)は、「窓岩トンネル(565m)」である。左側にガードのある幅広の歩道がありここも安心して走れる。トンネルを出てそのまま左側の歩道を走ると、「窓岩」のビューポイントがある。瀬棚の海岸にも「窓岩」があったと思いだす。さらに海岸を2キロほど行くとまたまた、ロングトンネルが連なっているので休憩をとる。
CIMG2046.jpg 8番目に出てくるのは「西の河原トンネル(1,834m)」である。このトンネルも左側にガード月の幅広の歩道があり、気楽に走れる。続いて「大天狗トンネル(639m)」だ。続いて10番目の「積丹トンネル(600m)」。ここからは積丹町に入る。ここからは右側の幅広の歩道に変わる。2キロほど神威岬を眺めながら走った地点で、昨日、泊村のセイコーマートで買ったパンを食べ、自販機で水分の補給もする。
 休憩後は、「神岬トンネル(1,162m)」に入る。続いて「神威岬トンネル(703m)」。峠までは上り坂となる、トンネルを抜けたところが、神威岬入口の十字路がある。今日は神威岬には寄り道せず直進する。峠からは下りになり、次は「余別トンネル(400m)」が、トンネルを抜けると、余別の集落に入る。今日のゴールの「西河」まであと4~5キロといった所。時計を見ると、まだ13時30分、時刻的にまだ早いのと、地元の魚介類を使った寿司も食べてみたいので、思い切って、寿司屋「浜寿司」に飛び込む。ウニ、アワビ、エビ、イカを2貫ずつ注文する。2,300円だったが、うまかった。
 寿司屋を出て1キロほどでまた、14番目の「来岸トンネル(166m)」「武威トンネル(700m)」「西河トンネル(177m)」と続き、今日の宿泊場所、温泉旅館「北都」に14時20分にゴールする。今日の行程の後半には「神威岬」「神威神社」「武威トンネル」と私の「威男」の「威」が次から次へと出てきて、とても親しみを感じた一日だった気がする。
 今日も、トンネルづくしで、数は16で距離は14.1キロで走行距離のなんと38%にもなる。
(37.5キロ)


<第四日目> 天候 晴後曇
CIMG2057.jpg 西河の朝はおだやかで、風もなく行楽日和である。8時30分、「北都」をスタートする。まだお腹がこなれていないのでゆっくり走る。2キロほど行くと便意をもよおし、公衆トイレに入る。今回のステージも魚介類が多く、野菜不足のせいかなんとなく下腹が重たい。野塚の交差点(余市町まであと39キロ地点)を右折する。ここからは美国まで山路となり、アップダウンが15キロほど続く。初めの上りはかなりの勾配できつい、右側に積丹岳がはっきり見える。それがせめての慰めになる。時々、サイロがある酪農家の家がある。長いアップダウンが続く道は、立木があるところは涼しくていいが、立木がなくなると陽ざしが強く降り注ぐ。スタートから15キロ行ったところでもまだ腹はこなれていない。下りはひざに負担がかからないようゆっくりペースだ。
CIMG2062.jpg 小休止をしてまもなく「婦美」地区に入る。高校時代にキャンプを張った地名なので懐かしい。昔のことを想いだしながら走っていくと、なんと「積丹岳入口」のバス停があるではないか!高校時代2回生物調査に来たことを想いだす。熊にもあったこともあったっけ。その先には、レストランや積丹農場があり、昔とは大いに変わっている。ここまでの途中、自転車の何人かに出会い、「こんにちは」とお互いに声をかけ、途中の無事を祈る。
 美国への残り2キロは急な下りになる。美国に入ってセイコーマートに寄りアンドーナツと牛乳を購入しその場で食する。美国からはフラットな道になるが、トンネルが数か所ある予定。
先ず、「厚苫トンネル(300m))に入る、抜けると古平町になる。その後「丸山トンネル(560m)」がある。いずれも歩道がしっかりしているので車道を走っているより安全かも知れない。
CIMG2076.jpg 12時のサイレンを古平町役場地点で聞く。その少し先のセイコーマートで水分を補給する。体力回復のため休憩を長めに取る。古平町のセイコーマートを出ると「沖歌トンネル(2,050m)に入る。トンネルを過ぎるとローソク岩が見える、又その先には「セタカムイ道路防災祈念広場」があり、1996年2月に起きた旧豊浜トンネルの落盤事故で20名がなくなった記念碑がある。そこからは新しくなった「豊浜トンネル(2,228m)に入り、豊浜町となる。続いて「滝の潤トンネル(1,322m)」に入り、抜けるとローソク岩が見える。写真を撮るのに小休止する。
CIMG2080.jpg 次には「ワッカトンネル(910m)に入る、出たところが余市町まで8キロ地点である。空には雲が多くなり気温も下がってくる。手袋とベストで保温対策をする。1キロほど上りになり、「梅川トンネル(372m)」が峠にある。峠を過ぎると長い下りになり、ブドウ園も道路沿いに出てくる。昔、農薬会社時代に、余市のブドウ栽培の篤農家の所に伺い、野生動物を寄せ付けない忌避剤についての意見交換をしたことを想いだす。また、途中工事中で側道もなくなり、大型車とすれ違うのが怖い。余市町まで残り4キロ地点で小休止する。その地点は、余市町の博物館があり、前にはNHK朝ドラ「マッサン」の幟旗が風にはためいていた。休憩後、しばらく行くと、229号線から5号線に入る。ガソリンスタンドで、今日の宿泊地「鶴亀温泉」までどのくらいか確認すると、歩いて20分とのこと、それならクールダウン兼ねて歩くことにする。15時10分に到着する。(45キロ)


<第五日目> 天候 雨後晴
CIMG2086.jpg 函館まで226.5キロ地点からのスタート。朝7時頃から雷雨となり、雨が小降りになるのを待つ。10時のチェックアウトまでは覚悟を決める。すくなくても小樽までは行きたい。9時30分に小雨になったのを見届けスタートする。水たまりがあちこちにあり、避けながらゆっくり走る。日本海の空は青空になっているので、そのうちこちらも晴れるだろう。蘭島トンネル(50m)を抜けると小樽市に入る。しばらく走ると上り坂になり、忍路トンネル(500m)に入る。古いトンネルなのでガードがあるものの、凹凸があり走りにくいので、歩くことにする。トンネルを出たところに忍路のバス停がある。空も明るくなり、雨も止んでいるが、まだ安心はできない。函館まで231キロ地点で小休止する。
CIMG2087.jpg 再スタートして桃内トンネル(300m)に入る。歩道はなく路肩の白線上を走る。時々傾斜があり、すべりそうになる。トンネルを抜けるとなんと、青空になり、陽射しが出ていたのでカッパを脱ぐ。次は笠岩トンネル(370m)がある。小樽駅まで10kmの表示がある。笠岩トンネルを抜けると、塩谷トンネル(490m)が待っている。ガード付の歩道があるが、狭いので走りずらい。トンネルを抜けると左側に塩谷の海岸が開ける。ここから車道は片側2車線となり歩道も幅広くしっかりしている。函館まで238キロ地点で小休止。道路は完全に乾いている。アタモイから下りになる。長橋トンネル(1000m)、砂留トンネル(460m)と下りのトンネルが続く。砂留トンネルを出ると、目の前に海原が広がり小樽駅はもうすぐだ。12時丁度に小樽駅に着く。今回のゴールとする。(17.5キロ)
CIMG2090.jpg CIMG2092.jpg


高嶋さん今回もご苦労様です。何とトンネルの多い事、いつも危険を感じながらの走行大変ですね。でもとうとう小樽まで来ました。次回は留萌に向けての出立、気をつけて続けて下さい。(東京白鳥会事務局より)

        
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